yom yom (ヨムヨム) 2007年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/11/27メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (46件) を見る こうもり／角田光代 いつも女を呆れさせてしまうほど鈍感なマキヒトが、今度は彼女にやられて…

夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,034回この商品を含むブログ (997件) を見る なんだろう？コメディ？何故か高橋留美子さんのめぞん一刻を思い出してしまった。五代君…

yom yom (ヨムヨム) 2007年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09/27メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (50件) を見る ソリチュード／山本文緒 山本文緒氏が小説を書くのは５年ぶりになるらしい。家出息子はひょ…

試験に出るパズル 千葉千波の事件日記 (講談社文庫)作者: 高田崇史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/08/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (35件) を見る 高間に借りた 予備校生の日常の中にあるとっても普通な出来事に、数…

肩ごしの恋人 (集英社文庫)作者: 唯川恵出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/10/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (96件) を見る 村本ちゃんに借りた 直木賞受賞作品。そんなに新しいとは思えないけど、女の生き方に新風を巻…

長い夜の紅茶／川上弘美 この主人公は自分はひどく平凡で、つまらないと潜在的に思っている。けれど、思っているだけで、十分特殊な人である。何しろ、お見合いした相手とセックスできるかどうか分からないうちから、相手の母親を好きと思ってしまうのだ。し…

G:detail] 家 ドロップスは神さまの涙／重松清 いじめと意地悪ってどうちがうんだろう？意地悪には愛情があるような気がする。裏返し。「ん〜、もう〜、意地悪♪」っていう感じ。だから主人公はいじめじゃなくて意地悪だって思おうとしてる。いじめられている…

アンチノイズ作者: 辻仁成出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 南図書館 テーマは波？音波の描写が秀逸。ああ、音ってこんな風に描くことができるのかあ、と唸らされる作品だった。 音波は目にも見え…

板前の俺の気持ちが良く分かる。央子さんを抱きしめたいのだけれど、それができない。すごく大切なんだけれど、どうにもできない女性。そのもどかしさが痛いほど伝わってくる。女を大切に思う男心もセックスのときのそれも川上さんはよく知っているなあと感…

雪子さんのような女が黒いポルシェに乗っていたら、かっこいいだろうなあ。でも、ドライブインで「いつものやつ」というオーダーはダサいし、出てくるものがバンバーガーとジンジャーエールというのが、これまたダサいのでは？ちょっとステレオタイプかな。

五十歳。職業は秘書。母子家庭と仕事とを生きてきて、ようやく手に入れることができた自由を満喫するお話し。元旦那とやっちゃうことで、夫婦を続けていたら絶対にありえなかっただろうオトナの男と女の関係を元旦那と築くことになる。スナックの厨房係から…

う〜ん、土曜ワイド劇場のその後という感じか。やけに貧乏くさくて、前向きなのか、後ろ向きなのかわからんなあ、という感じ。ジャンルは？と聞かれるとちと辛い。シャバ小説というジャンルだろうか。読んでいて気になるのが、ステレオタイプなセクハラとこ…

IT道具持ち込み禁止ならば、デジタル時計もだめなのかあ？と余計な心配をしながら読んでいた。もちろん、電子辞書もだめだ。地上波デジタルやデジタルラジオ時代になったら、店でテレビもラジオも流せないし、ＢＧＭで心地よく流れているクラッシック音楽も…

マリちゃんの家でマリちゃんを待つユミコ。ユミコと遊ぶ約束を忘れて、他の友達の家に行ってしまったマリちゃん。きっとマリちゃんはいい加減な女の子でも、いじめっ子でもなく、ただユミコに興味がないのだろうなあと思った。マリちゃんのお母さんに会えた…

くまちゃん的な人を見たことがない。いそうでいない。常識的に考えてそうはいない。けれどいてもおかしくない人だ。普通、全然知らない人たちの花見の輪に黙って参加するだろうか？そういう意味でリアリティがないのだけれど、妙にリアリティ溢れる作品だっ…

薄闇シルエット作者: 角田光代出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (91件) を見る 南図書館 主人公目線での部屋の中やテーブルの上の描写が、その人のキャラクターを見事に伝えていて感心してしま…

[rakuten:book:12005554:detail] 家 まあ、よくこんなにもネタがあるものだなと感心するし、まあ、よくこんなことに気がつくなと驚いたりもする。キチンと調べて書いているところと、てきとうなところがはっきりとわかるのは愛嬌か。ジェンダー系の話になる…

【送料無料】夜の公園ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行ショップ: 楽天ブックス価格: 1,470円楽天で詳細を見る 南図書館 ゆらぎというか、自分でもわからない不確かな心をテーマにしているような作品。この人の小…

ドラママチ作者: 角田光代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (87件) を見る 南図書館 おばさんと自称する三十代後半〜四十代が主人公の短編集。どの作品も、もう若くない自分が、上手くゆかない…

再婚生活作者: 山本文緒出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (83件) を見る 家 再婚生活というよりは、うつ病日記。山本文緒氏のうつ病との闘病記録だった。だからと言って陰気くさくて…

家 yomyomに掲載されていた翻訳家のコラムで角田光代が好きならこの人の作品も面白はずだと書いてあったので、読んでみみた。ジュンパさんは相当な食いしん坊なのだろう。それくらい食べ物の描写が多かったような気がする。あと中近東だ。どういう背景がある…

銀の言いまつがい (ほぼ日ブックス)作者: ほぼ日刊イトイ新聞,祖父江慎,しりあがり寿出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所発売日: 2006/11/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (44件) を見る 高間に借りた 電車の中、葬式、デ…

濁った激流にかかる橋作者: 伊井直行出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る 南図書館 橋を主人公にした連作。裕福な左岸と庶民の右岸。橋を中心にドラマが展開されるっていう小…

草の巣作者: 角田光代出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 南図書館 角田光代という人は、人間が出す汗ばんで汚いものを描写するのが上手なのだと思う。 この作品にはそんなシーンが沢…

青猫家族輾転録作者: 伊井直行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/04/27メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (19件) を見る 南図書館 リストラ、裏切り、バブルの崩壊、高校生の娘の妊娠＆結婚、裏切った男の癌と死、起業、買収、乗っ取り…

紙婚式 (角川文庫)作者: 山本文緒出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (33件) を見る 家 ２回目。 八組の夫婦。 どの夫婦も最初は幸せそうなのに、どこかで歯車が噛み合わなくなる。今までと変わらないつもりでいた…

負け犬の遠吠え (講談社文庫)作者: 酒井順子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (96件) を見る 南図書館 生物というのは、メスが主なのだなあとつくづく思う一冊だった。結婚相手を見つ…

30代未婚男 (生活人新書)作者: 大久保幸夫,大宮冬洋,畑谷圭子出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を見る 南図書館 この作者は大丈夫だろうか？恋愛の経験があるのだろうか…

ファースト・プライオリティー (角川文庫)作者: 山本文緒出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫 クリック: 33回この商品を含むブログ (83件) を見る 家 ２回目。 これは３１歳の女性図鑑だ。ここに登場する女性たちはどれも個性的で、…

かなえられない恋のために (幻冬舎文庫)作者: 山本文緒出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1997/06メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る 家 山本文緒という人は、とても寂しがり屋で、作家になったことに未だに戸惑っている人なのだ…