生物と無生物のあいだ/福岡伸一
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
- 購入: 52人 クリック: 1,295回
- この商品を含むブログ (1100件) を見る
家
この本を読みながら思い浮かんだのは、会社の組織のことだ。会社も生物に似ていると思った。動的平衡を保っているのだ。どれだけ人が入れ替わっても、建物が変わっても、企業の持つアイデンティティは変わらない。家族ならば、母親が入れ替わったら以前と変わらない「家族」であり続けることはあり得ない。けれど、企業は「企業」であり続けることができる。誰かがいなくなっても、相補して動的平衡が保たれるのだ。