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私の中の男の子/山崎ナオコーラ

私の中の男の子

私の中の男の子

女性でもなくて男性でもなく、私は作家だ。と主人公は言い切っているのだけれど、性別と職業が同レベル化されていることにとても違和感を覚えてしまう。さらに女性視されることを忌み嫌う主人公は乳房を切除して女性性との決別を果たすのだけれど、胸のない自分を男性がどう見るかを常に意識いており、より女性化しているようにしか見えない。デビュー当日のナオコーラ作品は大好きだったのだけれど、今回の作品はちょっと辛かった。