思考の整理学/外山滋比古

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)


知識と記憶と発想こととを別々のものと捕らえる立場に立っている。知識と記憶はグライダー。発想は飛行機だ。さまざまな“考える”を試しているところが面白い。“考える”というよりも“考えをまとめる”ことに執着していると言った方がいいかもしれない。1983年にこんなにコンピュータに注目していることもちょっと驚いた。まだ8インチフロッピーの時代だったような……。とても考えることを考えることが大好きなみたい。つまり、思考フェチ。