停電の夜に/ジュンパ・ラリヒ


yomyomに掲載されていた翻訳家のコラムで角田光代が好きならこの人の作品も面白はずだと書いてあったので、読んでみみた。ジュンパさんは相当な食いしん坊なのだろう。それくらい食べ物の描写が多かったような気がする。あと中近東だ。どういう背景があるのかさっぱり分からないが、インドとパキスタン人が主人公の短編集だった。だからなのか、中近東とアメリカとの関係が今一歩飲み込めていない自分にはちょっと理解できないところも多々あった。それでもこの人が書きたかったのは、結婚というキーワードとそれに直面した女性の心境だということは分かった。