海賊と呼ばれた男/百田尚樹

海賊とよばれた男 上

海賊とよばれた男 上

海賊とよばれた男 下

海賊とよばれた男 下

出光興産の話。永遠の0ほどのインパクトと感動は無かったけれど、戦後、アメリカやイギリスに真っ向勝負をかけて、ビジネスで勝った男がいたなんて驚きだった。冷静に考えれば、単なる向こう見ずな頑固者ということなのだけれど、その犠牲精神とバイタリティと商売人魂には圧倒されるし、魅力を感じずにはいられない。でも、本当にすごいのは、店主を信望してサポートし続ける店員たち。店主の言うことなら、「やります」ではなく、「やりたい」のだ。異常なまでの宗教的な店主崇拝には、ちょっと馴染めないところもあったけれど、軍隊経験者たちなら本当にあったことかもしれないと思ったりもした。これは百田さんの単なる演出の一つにすぎないのかもしれないけど。。。

四月に配属されてきた今年の新人が門司の出身でさらに驚いた。