もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎夏海


あっという間に読める。というのが最初の感想。ドラッカー超入門書という分類でいいのだろうか?小説として読むと腹が立つかもしれないけれど、組織活用本としてはとても読みやすいので「興味のある人はぜひどうぞ」といったところ。女子高生が顧客や利益や社会貢献という意味を、一つずつ理解して行くところが自分にシンクロしてやる気が出てくる。といいたいけれど、それほどの臨場感で描かれているわけでもない。いい本だとは思うけれど、こんなに話題になるほどの内容ではなかったような……。