足の裏に影はあるか?ないか?/入不二基義
- 作者: 入不二基義
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2010年度名古屋大学入試問題に出題されている。
すべての二項を無意味化してしまう。そこには、何モノでもない、ただ何かが存在しているだけ。常に内側は外側に従属しているし、外側は内側に規定されている。マトリョーシカの内側にも外側になれる。物事のある部分をマクロ的に見ると、すべての枠組みは無くなる。村上春樹風に言うと、「その偶然は必然だ」というところだろうか?
個人的には予備校講師の「ルサンチマン」のくだりが面白かった。