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文學界12月号

文学界 2008年 12月号 [雑誌]

文学界 2008年 12月号 [雑誌]



文學界新人賞発表号なので買った。今回の新人賞は二人。「射手座」と「廃車」。射手座は日系ブラジル人の女とスーパーの警備員との間に起こった出来事を女の兄が聞く話。廃車は支離滅裂な展開なのだけれど、テンポよく進む文章で読みやすい。だらしのない主人公が車を中国人に譲るが、それは壊れており、中国人に袋叩きにされる話。この二作品はいいのだが、花村萬月の選評が鼻についた。
墨谷渉の『潰玉』が面白かった。墨谷氏は今年すばる新人賞を獲った小説家。