2008-06-07 八日目の蝉/角田光代 八日目の蝉作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 251回この商品を含むブログ (313件) を見る 角田光代さんの作品の中では一番良かったと思う。内容もプロットも全く違うが、何故か山本文緒さんの恋愛中毒を思い出した。結局、希和子は十七年後も自分の子供を抱く夢から醒めずにいる。そしてまだ生きられるのだと思う。手に入らないからこそ、それを手に入れるために生き続けられるのだ。人間の本能とは貪欲にできている。