中二階/ニコルソン・ベイカー(訳:岸本佐知子)

中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)



中二階にあるオフィスへとエスカレーターを上る男。その間に男の脳内に起こる記憶と想像だけを書いた小説。些細なことしかない。とにかく細かくて、そして際限なく話が広がってゆく。youtubuの関連動画を観ていくうちに、最初とは全く違うカテゴリにたどり着いていたというような作品。大説とか小説とかマクロとかミクロとかをぶち超えた、ナノ小説。