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薄闇シルエット/角田光代

薄闇シルエット

薄闇シルエット


南図書館
主人公目線での部屋の中やテーブルの上の描写が、その人のキャラクターを見事に伝えていて感心してしまう。変わることが、進むことがそんなにいいことなの?いつまでもこのままじゃいけないの?結婚することがそんなに大事なことなのか?前に進むにもどこに進めばよいのかが見つからず、悶々とする三十代後半の女性が主人公。自分の横を通り過ぎて行く仲間たちを見つめる視線と、情景描写とのシンクロが見事だと思うのは僕だけか?拗ねた主人公の視線を上手に表現した情景描写が楽しめる作品だと思う。