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ドラママチ/角田光代

ドラママチ

ドラママチ


南図書館
おばさんと自称する三十代後半〜四十代が主人公の短編集。どの作品も、もう若くない自分が、上手くゆかない現実から抜け出すために何かを待っている。昔に思いを馳せ、向かう場所は昔自分が住んでいた住宅街。そこには落ち着いた雰囲気の古臭い喫茶店がある。クラシック音楽が流れ、コーヒーの香り豊かなそこは、ちょっと期待はずれなのだけれど落ち着く場所だ。住み慣れたマチ(町)と喫茶店。次の自分マチ(待ち)をしている三十代後半〜四十代を描いた作品。