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紙婚式/山本文緒

紙婚式 (角川文庫)

紙婚式 (角川文庫)



2回目。
八組の夫婦。
どの夫婦も最初は幸せそうなのに、どこかで歯車が噛み合わなくなる。今までと変わらないつもりでいたのに、分からないほど少しずつ何かが変わってゆく。気がついたら、取り返しのつかないことに陥ってしまって、抜け出せないでいる。普通の夫婦が描かれているのだけれど、次第に、「普通」なんてないのではないか?と思わされる。普通というのは幻想でしかなく、一組一組の関係は、皆特殊なのだと突きつけられる作品だった。