黒猫の三角/森博嗣

黒猫の三角 (講談社文庫)

黒猫の三角 (講談社文庫)



推理小説は久しぶりに読んだ。登場人物が個性的で面白い。名古屋出身で、名古屋大学の教授でもある森博嗣さんだ。ロケーションも名古屋大学近辺で設定されている。川名を出すあたりが渋い。で、肝心の内容も理系学部の教授らしく「数」が重要な手がかりとなっている。そして真犯人の動機も「意味(理由)なんかどこにもない」「結果(答え)があるだけだ」という辺りが、これまた数学的で良かった。