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裏庭の穴/田山朔美

文學界2006年12月号
文學界新人賞受賞作品。なるほど、これが新人賞を獲る作品かと納得しながら読んだ。どんなに不合理なことが降りかかっても、ただ坦々と決められた家事をこなしてゆく主婦。それはとても不気味だ。大きくなり続ける豚を和室で買い続けるのは、とてもナンセンスなのに妙にリアリティがあった。そして最後のなんでも飲み込んでくれる豚の中に、裏庭の穴にあるあたりがとてもシュールだった。