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慧眼プアラルンプール/山崎ナオコーラ

文藝 2006年 11月号 [雑誌]

文藝 2006年 11月号 [雑誌]


文藝2006年冬号
喫茶店を営んでいた老年の夫婦が、クアラルンプールで暮らす。会社に見切りをつけ、東京の喫茶店市場に見切りをつけ、その度に妻が蓄えている離婚貯金を切り崩す。危なかしいが、どこか落ち着いている。妻が人生を達観しているのだ。だから慧眼なのだろう。クアラルンプールのバスの描写はリアルだ。もっとデパートの様子なども描いて欲しかった。