グラスホッパー/伊坂幸太郎

グラスホッパー

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南図書館
バッタ。バッタは密集すると、黒く進化してより遠く飛べるものが出てくるらしい。人間は人間のためだけに利便性を追及している。人間が行っていることで、人間以外が利益を得る生物はいない。だから「殺し屋」が登場する。増えすぎた人間の新品種なのか?けれど、「鯨」は清算するために対決する。次々と殺し屋たちを殺してゆく。「押し屋」をめぐるドタバタ劇にも、人間のあり方を問う話にも読める作品だった。