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眠れるラプンツェル/山本文緒

眠れるラプンツェル

眠れるラプンツェル


南図書館
この作品で、山本文緒氏はマンションや最後に出てくる新宿のホテルをグリム童話に登場するラプンツェルに例えている。けれど、この作品で書かれているのは、マンションやホテルといった物理的な塔ではない。心の塔だ。自由に生きるということは難しい。知力も体力も財力もいる。だから、皆、弱い者を装って家族にしがみつき、会社にしがみついて生きている。そこから抜け出せない自分がもどかしい。好きなんだと言えない自分がもどかしいと思えてくる作品。